白樺を編む

春というか、初夏のようなエーランド島。

暑いけど、風は冷たく、半袖だと肌寒く、長袖だと暑い。

着たり、脱いだり、忙しい。

スウェーデンの島に暮らす

さて、スウェーデンの素敵な工芸のひとつに、白樺を編む、Näverslöjdというのがある。

Näverは白樺の皮のこと。

slöjdは手工芸のこと。

白樺の皮をはいで、それを下処理して、切って、編んで、カゴやバッグにする。

南スウェーデンの白樺は、枝が多くて、工芸には使えない。

北スウェーデンの白樺が工芸にぴったりだけど、白樺の皮は一度むいたら、新しい皮は生えてこない。
皮を使った白樺は、切って薪にするので、白樺の生えている土地の所有者の了承なしに皮ははげない。

あぁ、編みたいなぁ、白樺…

と思って4年ほどたったら機会がやってきました。

あれは2月。

ストックホルムで白樺のワークショップがあると…

ストックホルム…

ここから車で6時間くらい…

電車だと乗り換えがあって面倒だし、バスなら乗り換えがないけど、7時間近くかかる…

飛行機なら1時間くらいですが、往復で25000円くらい…

ストックホルム在住の友達に声をかけてみたけど、ちょうど用事があると…

何か他に用事があれば、重い腰もあがるのに…

悩むこと、ひと月。

習いたいなら、チャンスは逃すな!

ということに落ち着きました。

とはいえ、せっかくなので、めったに行かない首都もテリトリーにしてしまおう、と足が折れるほど散歩して、道も覚えて、流行りのカフェ(MrCAKEとか)やレストラン(ミシュラン2つ星のオーナーシェフのカジュアルレストラン)にも行ってきました。

いつも友達に会いに行くので、お世話してもらったばかりで、道をちゃんと覚えてなかったんですが、迷って、調べて、焦ると多少覚えます。

それでもわからなくて、最後は友達にバス乗り場の行き方を教えてもらいました。

教えてくれたのは Min Favorit Design YKR のゆかりさん(@minfavorit_ykr)です。

この白樺の皮をテープ状にするまでが一番大変な作業で、それはゆかりさんが事前に全部やってくれています。

私は編むだけ。

私は手が遅いので、人より時間がかかってしまいます。

材料を買って、家でもう一度、さらにもう一度と練習というか、本番というか、作りました。

スウェーデンの島に暮らす

ひとつ目の出来上がりが気になったところを気をつけて、それが改善されていた時のうれしさ。

ふたつ目のバッグはタッセルをつけて、中にキーチェーンをかけれるところをつけて、クラッチでどうでしょう。

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2件のコメント 追加

  1. 月兎耳 より:

    おお!neverといえば薪ストーブの着火剤としてしか見ていませんでしたが、こんな素敵な工芸品になるんですね。防水だし軽くて使い勝手が良さそうです。ヨハンセンさんがうちに遊びくる計画が実現したら森へ行って皮をはぐところからやりますか!

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    1. ヨハンセン より:

      そうそう、防水なのもポイント高いですよね。え、行きたい、皮をはいでなめす方法調べておきます!夏至あたりまでに採取しないといけないとかあるらしいので来年以降、チャンス狙っておきます!楽しみが増えたー♡

      いいね

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